複雑さを増すがん医療を支えるのは、ひとりの力ではなく“チームの力”です。
はじめに
がん医療の現場では、医師・看護師・薬剤師をはじめ、多様な専門職が連携しています。
けれども、それぞれの専門性が強いからこそ、時に意見がぶつかり、患者さんやご家族にどう寄り添うべきか迷う瞬間があります。
J-TOPは2003年から、こうした課題に立ち向かうために「チームサイエンス」を学ぶ場を築いてきました。
20年を超える歴史の中で一貫して大切にしてきたのは、チーム全体で成果を生み出す力です。
その力は、特別な誰かにだけ求められるものではありません。
あなた自身が、そのチームの一員として力を発揮すること――それこそが、いまの医療に必要とされています。
このワークショップは、単なる知識の習得にとどまりません。
世界トップのがんセンターで実践されている理論や方法を学び、仲間と体感し、明日からの診療に活かす力へと変えていく場です。
ここから始まるのは、あなたがチームを動かす「ヒーロー」になるための第一歩です。
3つの安心ポイント

🔹現場あるある(共感パート)
- 他職種との意見が食い違い、患者さんにどう伝えるか迷ったことはありませんか?
- チームで協力しているはずなのに「結局ひとりで抱えている」と感じたことはありませんか?
- 忙しい現場で、もっと仲間と力を合わせられたら…と思ったことはありませんか?
こうした経験は、がん医療に携わる誰もが抱く“あるある”です。
🔹ワークショップの核(チームサイエンス)
Team Science Workshop は、こうした現場の悩みを解決するための「実践の場」です。
学びの中心となるのは チームサイエンス。
- 心理的安全性:安心して意見を出し合えるチームの空気をつくる
- コンフリクトマネジメント:意見の衝突を前向きな学びに変える
- リーダーシップとコミュニケーション:多様な職種をまとめ、成果につなげる
さらに、これらの力を発揮するためには 自分自身の強みや価値観を理解すること も大切です。
そのため本ワークショップでは、自己理解(コアバリューや性格特性の把握)を通じて、**「自分を知り、仲間を知り、チームを動かす」**という流れを体験できます。
🔹橋渡し(抽象と具体の結合)
ここで学ぶ理論は、スライドで眺めるだけの知識ではありません。
国際的な講師陣と共に、実際に手を動かし、仲間と対話し、プロジェクトを立ち上げる過程で体感します。
「理論を知る → 自分を理解する → チームで実践する」
この一連のプロセスを通じて、抽象的な考え方が、あなたの現場で明日から使える実践的な力に変わります。
他にも学べる事

🔹体験の流れ(プログラムの全体像)
このワークショップは 2部構成 で進行します。
Part 1(オンライン/12月上旬・1日間)
- 講義を通してチームサイエンスの基礎を学びます。
- 少人数グループに分かれ、テーマに沿った初期ディスカッションを開始します。
Part 2(現地開催/1月・3日間)
- 1日目:講義で最新の理論や事例を学ぶ
- 2日目:グループごとにプロジェクトを具体化し、実践的に取り組む
- 3日目:成果を発表し、仲間と共に学びを共有して修了
学んだ理論を仲間とその場で試し、体感し、形にして発表する。
「知識を学ぶ場」ではなく「学びを自分ごとに変える場」――それがこのワークショップの特徴です。
🔹副次的な価値(広がりの要素)
本ワークショップは、スキル習得やプロジェクト体験だけにとどまりません。
参加者は皆、多職種・多国籍の仲間と出会い、チームを組んで課題に取り組みます。
その過程で得られるのは――
1. 自己理解の深化
チームの中で役割を果たすためには、自分の強みや価値観を理解することが不可欠です。
プログラムの中で、性格特性やコアバリューを振り返り、**「自分はどんなときに力を発揮できるか」**を再発見する機会があります。
2. 日常臨床を振り返る視点
普段の業務に追われていると、立ち止まって自分の働き方を見直すことは難しいものです。
ワークショップでは、日常の現場を客観的に振り返り、**「もっとこうできるかもしれない」**と気づく余白を持てます。
3. 仲間とのネットワーク形成
国内外の医療者と、職種や施設を越えてチームを組む経験は貴重です。
終了後も連絡を取り合える仲間ができることは、次の挑戦や日常臨床での支えになります。
4. 多様な視点に触れる経験
他国籍・他職種の参加者と議論する中で、**「自分にはなかった視点」**に出会います。
その発見は、自分の臨床に新しいアプローチを持ち込むきっかけになります。
こうした「副産物」は、参加後の臨床やキャリアに長く影響を与える貴重な財産となります。
参加者の声


英語での講義についていけるか不安はありました。でも同時通訳のおかげで理解できて、グループワークも安心して参加できました。海外の先生方の話を直接聞けて、自分の理解も少し深まった気がします。

最初は“ハードルが高いな”と思っていました。でも実際はみんなサポートを使いながら学んでいて、自然に交流できました。今でも海外の看護師さんと時々つながっていて、刺激をもらっています

英語は苦手でしたが、翻訳アプリやAIを使いながら十分ついていけました。海外の参加者の考え方に触れられたのは良い刺激で、仕事にも少しずつつながっている気がします。
👨⚕️ 30代・外科医
「グループワークで“心理的安全性”をテーマに議論したのが強く印象に残っています。普段の職場では、若手が自由に意見を言える雰囲気をどう作るか考える余裕がなかったのですが、ここで仲間と一緒に考えられたことで、自分の普段の姿勢を見直すきっかけになりました。
参加直後から“もっと後輩に声をかけてみよう”と思えたのは大きな変化です。」
👉 参加率に寄与するポイント:中堅医師が「後輩指導やチームの雰囲気改善に役立つ」と語ることで、同じ立場の医師が「これは自分にも必要だ」と思いやすくなる。
👩⚕️ 20代・看護師
「最初は“自分がここに参加していいのかな”と不安が大きかったのですが、プログラムの中で自分の価値観や強みを振り返る時間があり、自然と安心できました。これまで“先輩に言われたことをこなす”意識が強かったのですが、“チームの中でどう役割を果たせるか”を考えられるようになったと思います。」
👉 参加率に寄与するポイント:若手・看護師の視点から「不安でも参加してよかった」と書くことで、「自分は場違いではない」と安心感を与える。
👨⚕️ 40代・薬剤師
「医師や看護師と一緒にプロジェクトを進める中で、“自分の役割は調整役にもなるんだ”と感じました。同じテーマでも職種によって視点が違い、話し合いが深まるのを実感しました。これまでは薬剤師としての専門的な知識だけを出せばいいと思っていましたが、“チームをどう動かすか”にも貢献できるのだと気づきました。」
👉 参加率に寄与するポイント:薬剤師やコメディカル職種に「自分の専門もチームにとって大事」と伝え、参加対象が医師だけではないことを示す。
👨⚕️ 20代・研修医
「キャリアの浅い自分には場違いかも…と思っていましたが、同じような立場の人も参加していて安心しました。経験の差を気にするよりも、むしろ“学びに向き合う姿勢”を共有できたのがよかったです。先輩方と同じチームで議論するのは緊張しましたが、支えてもらえたことで“自分にもできる”という気持ちになれました。」
👉 参加率に寄与するポイント:若手・研修医が「場違いではない」と明言することで、応募を迷っている若い医療者の背中を押す。
👩🦰 30代・がんサバイバー(協力者)
「医療者の皆さんと一緒に議論に加わり、患者としての思いを伝えられたことがとても貴重でした。普段は医療者の裏側を知ることは少ないのですが、この場では“どれだけ真剣に考えているか”を知ることができ、安心しました。医療者の方にとっても、患者の声が新鮮に響いたのではないかと思います。」
👉 参加率に寄与するポイント:サバイバーが「一緒に考える存在」として紹介されることで、医療者が「患者の声を学べる」と魅力を感じる。
👩⚕️ 30代・放射線技師(コメディカル例)
「普段は医師や看護師と一定の距離感がありますが、このワークショップでは同じ立場で意見を出し合えたのが印象的でした。“自分の職種は脇役かもしれない”と思っていたのですが、議論の中で『あなたの視点が必要だ』と言ってもらえたことが自信につながりました。」
👉 参加率に寄与するポイント:医師・看護師以外の職種にも「この場は開かれている」と伝え、参加対象を広げる。
次の一歩(参加方法へ)

🔹クロージング(未来への一歩)
がん医療は、これからも複雑さを増し続けます。
その中で求められるのは、一人ひとりがチームの一員として力を発揮し、仲間と共に未来を切り開いていくことです。
Team Science Workshop は、あなたがその一歩を踏み出す舞台です。
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